Osaka Electro-Communication University Faculty Information Database >山路 敦司
- Basic information
- Organization management
- Educational activities
- Research activities
- Social contributions
山路 敦司(やまじ あつし)YAMAJI Atsushi
- Department
総合情報学部 ゲーム&メディア学科 教授
大学院 総合情報学研究科 デジタルアート・アニメーション学専攻 教授
- Specialized field
音楽 - Research theme
作曲、サウンドデザイン、ポピュラー音楽、映像音楽、ゲーム音楽
- URL
http://www.facebook.com/yamajilab(研究室)
http://www.sushilab.jp(個人活動)
- Career
- Educational background
平成3年3月 東京藝術大学 音楽学部作曲科卒業(1991年)
平成5年3月 東京藝術大学 大学院音楽研究科修士課程修了(1993年)
平成11年3月 岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー アートアンドメディア・ラボ科修了(1999年)
平成29年3月 京都市立芸術大学大学院音楽研究科博士(後期)課程修了(2017年) - Work history
Stanford University, Department of Music, Center for Computer Research in Music and Acoustics 客員研究員(1996年〜1997年)
京都精華大学 芸術学部デザイン学科 非常勤講師(2000年〜2004年)
多摩美術大学 情報デザイン学科 非常勤講師(2000年~2007年)
大阪電気通信大学 総合情報学部(2000年〜現在)
京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部 非常勤講師(2015年〜現在)
神戸大学 国際人間科学部 非常勤講師(2019年〜現在)
- Educational background
- Degree, etc.
博士(音楽)
- Awards, etc.
財団法人大桑教育文化振興財団 大桑文化奨励賞(1998年)
第二回おおさかシネマフェスティバル 音楽賞(2007年) - Academic societies
日本作曲家協議会
日本音楽知覚認知学会
日本ポピュラー音楽学会
日本音楽即興学会
ゲーム学会
日本デジタルゲーム学会
日本リズム学会
山路 敦司(やまじ あつし)YAMAJI Atsushi
- Department
総合情報学部 デジタルアート・アニメーション学科 教授
大学院 総合情報学研究科 デジタルアート・アニメーション学専攻 教授
- Department / Faculty Management
総合情報学部 デジタルアート・アニメーション学科 学科主任(2019年度)
- Activities within the university, such as committees, centers, and research institutes
- Collaboration activities with industry, government, and academia
- External activities
- Other
山路 敦司(やまじ あつし)YAMAJI Atsushi
- Department
総合情報学部 ゲーム&メディア学科 教授
大学院 総合情報学研究科 デジタルアート・アニメーション学専攻 教授
- Undergraduate education (lectures)
音楽理論 - Undergraduate education (lectures)
音楽制作・実習
ゲームミュージック・演習
表現実習1
社会プロジェクト実習
- Graduate education (lecture)
情報音響芸術表現特論
- Teaching thesis
- 卒業論文等の指導: 6名(2019年度)
- 修士論文等の指導: 1名(2019年度)
- 博士論文等の指導: 0名
Teaching portfolio
- Posture for class
音楽・音響に関する専門的な知識および技術習得について、社会現場における緊張感を伝えながら実践的な指導を行うと同時に、それらが学生個々の持続可能な能力となり得るよう教養教育の注力にも重視している。それら全てを授業時間のみで網羅的に実現するのは非常に困難であるが、「自ら課題を設定し、自ら解決する」ことが大学教育の本質であると考え、そのために専門分野への理解と専門以外への興味関心について同一的な学修的深化へ引導することを心がけている。
- Self-evaluation of educational activities
授業においては履修生全体の理解状況を把握した上で難易度の設定を適宜修正しながら進行させている。その中で音楽・音響が専門外の学生にも興味関心を引き出せるよう、様々な事例や素材および引用を用いながら学生個々の理解状況との架け橋になるよう解説することを重視しており、その授業手法については授業アンケートでも一定の評価を受けていると考える。またゼミにおいては、プロジェクトワークを導入し社会実践的なワークフローの中で企画制作を行うことや、個人プレゼンテーションやディスカッションを毎回徹底することで、学外発表や社会実践、就職活動にも成果が出ていると考える。
- Training activities to improve classes
所属学会に参加することによって専門分野の最新動向を授業やゼミにおける指導に取り入れており、また学内主催のFDにも積極的に参加している。さらに、業界関係者との懇談の機会を随時持つようにし、現場で実践されている専門的技術や業界動向に関する調査など、学生の就職活動の支援も兼ねてヒアリングを実施している。その他、他大学における講演やワークショップなどで授業課題と同内容のものを実施し、その結果を授業にフィードバックすることで、履修学生の学修の刺激となるよう試みている。
- Active learning
授業内容に関する参考資料に目を通した上で受講することを事前学習として強く推奨している。参考書・論文の文献だけでなく、Youtubeなどのインターネットで視聴可能な映像・音像素材を予習のための補助教材として連携できるよう授業内容を計画し、事後学習においては授業中に提示した資料リストやキーワードをもとに復習し理解を深化させるよう指導している。また授業ノートの取り方についても、授業内容の板書の記述だけでなく、授業内容以外の領域や自分の興味関心との関連について自由に書き込むことによる「自分だけの教科書」づくりを指導している。
- Outline of main course subjects and achievement targets
「音楽理論」の概要としては、音楽を「音による情報デザイン」としてとらえ、音楽が人間にどのように影響を与えるのか、又は社会に関わるのかをテーマに、「音楽の地域性」と「音楽の時代性」または「音楽の内側」と「音楽の外側」について相互に学習することである。また、音や音楽の現象や構造を理解することで、それらを立体的かつ客観的に分析し、そこにある必然的な意味を聴き取り、考える能力を身につけることを目的とする。さらに現代の音楽文化を取り巻く社会的状況についても分析し、今後のあり方についての展望を考えることである。具体的な目標としては、1)様々な音楽ジャンルについて知識を持つこと 2)音楽を分析的に聴く能力を身につけること 3)音楽と人間の心理との関係について考えられるようになること、としている。
「音楽制作・実習」の概要としては、音楽及び音響に対していくつかの異なる技術的アプローチを用いて基礎的な制作を行うことを目的とすることである。また、音楽制作を通して音のしくみの基本的な理解と基礎的な技術習得、そして創作表現に対する幅広い気づきを得ることを目指す。特に映像音楽・音響制作につながる実践的な演習を行うことを目的とすることである。具体的な目標としては、1)メロディーとコードの関係を理解し、基礎的な作曲が出来るようになる 2)DAWを使った音楽制作の技術が身につけられるようになる 3)音響合成の基本的に知識が理解出来るようになる 4)プログラミングをすることに慣れ、音響制作の基礎的な考え方が身につけられるようになる、としている。
「ゲームミュージック・演習」の概要としては、DAW(Digital Audio Workstation)によるサウンドメイキングと、オーディオ編集、ミドルウェアを用いた演出、スクリプト記述などを通してゲームミュージックにおける作曲およびサウンドデザインを学び、その演出的な効果を実制作を通して学ぶことである。具体的な目標としては、1)ゲーム自体の設計への理解を通してゲーム音楽の特徴や構造およびサウンドによる演出が分析出来るようになる 2)ゲーム音楽やサウンドデザインの実践的な制作について、応用的な技術が身につけられるようになる、としている。
- Level of achievement against specific goals
授業アンケート結果に関しては、「音楽理論」について、授業レベルは「やや高い」47.1%、「ちょうど良い」52.9%となり、総合評価は「満足」「やや満足」合わせて82.4%となった。「ゲームミュージック・演習」について、授業レベルは「ちょうど良い」75.0%、「やや低い」25.0%となり、総合評価は「満足」「やや満足」合わせて100%となった。「音楽制作・実習」について、授業レベルは「やや高い」40.0%、「ちょうど良い」60.0%となり、総合評価は「満足」「やや満足」合わせて100%となった。従って受講生の満足度として妥当かつ適正であると考える。一方で授業合格者数に関しては専門性が高い内容になると不合格者・未受験者が増える傾向にあり、授業内容とレベルのマッチングについて検討し修正していく余地があると考える。
- Responding to requests from students
授業アンケートを実施し、改善提案があった場合、履修生全体の学修状況と授業目標を鑑みつつなるべく迅速に対応するように努めている。またオフライン・ミーティングとして毎週のオフィスアワーや個別面談の時間を随時実施し、学生個々の相談や要望、外部への紹介等について対応している。それ以外にもメイルやFacebook, LINE等のSNSメッセンジャーを活用したオンラインによる対応も常時行っており、可能な限りコミュニケーションをとるように努めている。
山路 敦司(やまじ あつし)YAMAJI Atsushi
- Department
総合情報学部 デジタルアート・アニメーション学科 教授
大学院 総合情報学研究科 デジタルアート・アニメーション学専攻 教授
- Books etc:
- (単著)
- 山路敦司: 《栂の木》; (社)日本作曲家協議会, JFC-9525, 楽譜 (1996).
- (共著)
- 久保田晃弘、山路敦司: コード・コンポジション入門; 慶應義塾大学出版会, (ウェブ購読)(Apr. 2004).
- Academic papers, works, etc.
- Academic papers
- 山路 敦司: 武満徹のポピュラー音楽に見られる作曲語法 ―映画音楽における旋律の分析による実証を中心に―; 博士論文, 京都市立芸術大学甲第21号 (Mar. 2017)
- 山路敦司: 武満徹の付随音楽作品におけるポピュラー音楽性 ―映画音楽における旋律の分析による実証を中心に―; 研究論集 人間科学編 (大阪電気通信大学), 第18号, pp.63-83 (Jun. 2016)
- 山路敦司: 武満徹の「ポピュラー・ソング」における作曲語法 -旋律の音高遷移の分析を中心に-; Harmonia (京都市立芸術大学), No.46, pp.3-24 (Mar. 2016)
- Conference Activities & Talks
- 国際会議
- Katsuhiko Onishi, Kazuaki Teramoto and Atsushi Yamaji, "Interactive Rhythm Making System for Musical Instruments in Museums," In Proc. of 2017 IEEE 6th Global Conference on Consumer Electronics (GCCE 2017), pp.280-281 (Oct.2017).
- 国内会議
- 山路敦司: 武満徹のポピュラー音楽作品における構造; 日本リズム学会第56回例会 (Mar. 2019).
- 前田 瑛仁, 大西 克彦, 山路 敦司: タブレットと画像マーカを利用したリズム演奏体験システムの検討, NICOGRAPH 2018, E-2 (Nov. 2018).
- 寺本 和晃, 大西 克彦, 山路 敦司: Interactive Music Balancer with Body Motion:身体動作に基づく演奏表現コンテンツ; NICOGRAPH 2017, E-7 (Nov. 2017).
- 寺本 和晃, 大西 克彦, 山路 敦司: Plant Audio: 音楽制作をしながら植物の成長を感じられるインタラクティブコンテンツ, NICOGRAPH 2016, E-7 (Nov. 2016).
- 山路 敦司: ゲームサウンドデザイン制作における実践的教育について ~事例紹介を中心に~; 日本音響学会 2016年秋季研究発表会(招待講演), 1-4-10, p.14 (Sep. 2016).
- 大西克彦, 田中悠策, 足立尚寛, 山路敦司: マーカとタブレットを利用した民族楽器のリズム演奏システムの検討; 電子情報通信学会技術研究報告, vol.114, no.73, MVE2014-3, pp.51-52 (Jun. 2014).
- 発表会、コンクールなど
- June In Buffalo, Festival and Conference(1993年)
- The 15th Conference and Festival of Asian Computers’ League “The 15th Conference and Festival of Asian Computers’ League”(1993年)
- The 16th Conference and Festival of Asian Computers’ League "The 16th Conference and Festival of Asian Computers’ League in Taiwan"(1994年)
- Second Iteration “emergence” Second International Conference on Generative Systems in the Electronic Arts(2001年)
- Sonic Circuits X International Festival of Electronic Music and Art(2002年)
- Digital Arts Week 2002 “Beyond Noise” Conference and Concerts, Acoustic, Technical and Metaphorical Aspects of Noise in Audio and Visual Arts(2002年)
- The 3rd North Carolina Computer Music Festival 2006(2006年)
- The 11th International Electroacoustic Music Festival “Primavera en La Habana 2006” (2006年)
- The 2007 Sonorities Festival of Contemporary Music(2007年)
- 日本現代音楽協会作曲新人賞 入選(1989年)
- 第61回に本音楽コンクール作曲部門(オーケストラ作品)入選(1992年)
- 創空間コンサート’92 公募入選(1992年)
- 日本現代音楽協会作曲新人賞 入選(1992年)
- 4th Vienna Modern Masters Orchestral Recording Award(ウィーン, オーストリア)佳作入選(1993年)
- 1st PUY of Electroacoustic Music(category of Occasional Electroacoutic Music), The 21st Bourges
International Electroacoustic Music Competition(ブールジュ, フランス)入選(1993年) - Valentino Bucchi Award 1993 International Composition Competition(ローマ, イタリア)入選(1994年)
- 第20回文化庁舞台芸術作品創作奨励賞(管弦楽曲)佳作入選(1996年)
- Britten-On-The-Bay Composition Competition(ニューヨーク、アメリカ)佳作入選(1997年)
- 第2回おおさかシネマフェスティヴァル 音楽賞(2007年)
- 掲載
- 「Time Travel Guide feat. Shing02 | 東アジア文化都市 2017 京都」DiVA "Digital, Interactive and Visual Arts" 芸術科学会誌, 第44号 (ISSN 2189-0587), p.34 (Jul. 2018).
- 佐久間正英,榎本幹朗,山路敦司,水島久光: ポピュラー・ミュージックの終わりとはじまり―音楽と産業の現在; 『音楽が終わる時 産業/テクノロジー/言説』叢書セミオトポス10 (新曜社), pp.71-94 (Jul. 2015).
- External funds, patents, copyrights, etc.
- Activities in academic societies
山路 敦司(やまじ あつし)YAMAJI Atsushi
- Department
総合情報学部 デジタルアート・アニメーション学科 教授
大学院 総合情報学研究科 デジタルアート・アニメーション学専攻 教授
- Contribution in the local community
- Committee members, officers, etc. in public institutions
- Organization management such as academic societies
- Disaster relief activities in Japan and overseas
- Other